あれは確か年が明けたばかりの1月だったでしょうか、知人である某スピリチュアルカウンセラーから「非常によく当たるので唯一信頼を寄せている占い師がいる」といったクチコミがありました。


昨今の占い業界は、『霊視・霊感』ばかりが持てはやされている状況にあります。しかし、『未来予知』や『予測』といったものは、実のところ西洋占星術の方が万能であり、古代から様々な予言をもたらしてきた学問なんですね。

その中でも西洋占星術の上辺だけで終わらず、奥深く潜在意識のレベルまで読みとれる鑑定士が山本零司さん。

この方は数多くの占い師からの定評もあり、的確で特に近未来に関して的中率の高い先生です。
「生年月日だけで何故そこまで読みとれるの?」と思うほど、毎回満足いくその濃い鑑定にはいつも感謝しております。


 今回紹介されたそのScorpio山本零司(すこーぴお やまもと れいじ)さん。話によるとこの方は、過去に某人気テレビ番組の出演オファーがあったというほどの実力者とのことらしく、人気占い師陣もこぞって相談に来るほどの腕前であるという。


   ≫ 占いTOWN Scorpio 山本 零司


   ≫ ブログ 『幸せの定義、正しい占いの使い方』


 そんなわけで、事前に名前と生年月日をお伝えして予約を入れ、山本さんを訪れ待ち合わせ場所の武蔵小山へ。

 武蔵小山といえば、『ミトラの石』が思い浮かばれる方も多いかと思いますが、一切関係は無いようで、今回は全くの偶然であります。


 武蔵小山駅前の待ち合わせ場所でまっていると、向こうからスーツを着たひとりの男性がスタスタと直進して歩み寄ってきた。


 「○○(パンダ)様ですか?」


 「あ、はい」


 「占星術で予想していた通りの方でしたので直ぐ分かりました」


 その男性は占いタウンの画像にUPされているひょろっとしたイメージとは一転、カチッとした雰囲気を醸し出した山本さんであった。


 挨拶を交わした後、今回鑑定を行う駅前商店街の中にある古びた喫茶店へ入った。


 喫茶店に入り席に着くと鑑定前に三冊のレジュメを手渡された。



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 用語解説以外の二冊に関しては、ご丁寧にも私専用のホロスコープと鑑定内容を記し作成されたものであった。



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 三冊積み重ねてみるとこの厚み。ヒィィ~~~


 セッションされる方には皆さんに渡されているようだ。


 わざわざこの日のためになんだか恐縮です。


 『ホロスコープ診断書』の表紙をめくると最初に私のホロスコープが出現した。




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 そしてこのホロスコープを視ながらセッションはスタートしていきました。


 「このホロスコープチャートは、NASAのエフェリメスデータを使っていますんで完璧なホロスコープです。ただし、命術師の中でも四柱推命の命式をたてる、占星術の命式をたてるっていうふうに視るんですけれどもこれも誤りです。これはじゃあ、パンダさんと生年月日が一緒だったら世の中幾万と居ると思うんです。でも同じ生年月日の人と同じ人生を歩むかって言ったらそうじゃないです。これはどういうことかっていうと、生まれた先天的の40~50%程度しか占めてないんです。それからご両親の教育だったりだとか、またお友達の関係、恋人関係といった人間関係といった構築的な影響が出てきます。実は占い師はそこまで視なければ、正直言って占いには関わらない方がいいと思いますね。そういうような形の部分で最初に僕がパンダさんの色んな形のご質問を受ける前にですね逆に僕がパンダさんの持って生まれた性格の部分をある程度先に話させて頂きます。そしてこれ、間違っていたら遠慮なくおっしゃってください。さっきも話しましたように後天的な影響の状況が出てますんで、例えば人間は強烈な内生やトラウマの意識の変革も起こります。そしてこれの断定として視ているとやっぱり占いって当たらなくなるんです。そういった形で最初はリーディングをさせて頂きたいと思いますんで、よろしくお願い致します」


 「よろしくお願いします」 西洋占星術一本勝負のセッションは玲奈さん以来数年振り。


 「えーと先ず最初、きちんとした占星術になってくると、統計学と勘違いしてくる方達がいるんですけれども、まず12星座というものがあります。更にホロスコープを視ると12ハウスというものがあります。そうするとこれはどういうことかっていうと生まれた時の時間、日本だったら明石を基準として0とします。東に行くとプラスに西へ行へばマイナスに計算します。世界だったらグリニッジ天文台を中心としてこの室項表を作ります。この室項表は地球の自転が24時間で1周するわけですから1つの星座っていうのは2時間置きに変わってきてしまうわけですよね。そうすると同じ生年月日だとしても生まれた時間によってハウスとサインの組み合わせが全く変わってきてしまいます。これが12星座×12ハウスで144通りあります。また10惑星天体配置、これは太陽が社会性を表します。水星は知覚、金星は愛情ですね、月は無意識を表しますし、火星はトラブルを表します。このような各意味の惑星が10惑星あります。そうすると、144×10で1440通りのパターンが出来ますね。更には、アスペクトカラーというものがあって星と星のある星間角度、定義の角度というものがあります。これは360度に対して整数で割った数が大体テーマになっています。360÷1=360=0。コンジャンクション5となります。パンダさんの場合なら土星と火星の5という形の一つの定義となってきて、じゃ、この火星の意味と土星の意味は完全に一致して牡羊座の10ハウスにあってどんな意味を成すかっていうところを視ていくんですね。そうすると12星座12ハウス10惑星10アスペクト。14,400通りを超えます。占いがコンピューターで出来ないというのはこういうことなんです」


 「ふ~む」


 「またこれを統計学というのは、全く占いを知らない人が言うんであって、統計っていうのは簡単に言うと、『太陽がどこどこにあるからこういう性格だよ』とか、そういうレベルを知っている人は普通なんですが、それとは全く違うものになってきます。勿論これだけ複雑なんで、全部当てるというのは難しいんです」


 「ふ~む」


 「占いにはどんな占い師でも断定する占い師は逆に嘘つきです。そんなことはありません」


 「ふ~む」


 ここで山本さんが若い頃に占いの道場破りをしてきたという体験談を挟みながら西洋占星術についての説明は続いた。。


 「太陽一つ視るとしても、あくまでもここは社会性だけのことなんですね。そうするとまずパンダさんの社会性を視ると、ここは魚座の位置の9ハウスの位置にあります。魚座というのは簡単にいうと、ファンタジー、夢とロマンという意味がありますね。あとはこの魚座というのは、海王星の支配を受けているんです。これは霊感だとかスピリチュアルに関係していますね。はからずとも今やっておられるお仕事は天職となっております」


 「あ゛~」 ドップリ浸かってしまったこの世界は運命的でもあったのかな


 「更には9ハウスというのは、射手座の定位置と呼ばれているんです」


 ハウスの大まかな意味は以下のようになるという。


 1ハウス=アイディンティ
 2ハウス=金銭、所得
 3ハウス=コミュニケーション
 4ハウス=家庭
 5ハウス=恋愛、自己主張
 6ハウス=労働、雇用
 7ハウス=結婚
 8ハウス=遺産、相続
 9ハウス=高度な学問、倫理感
10ハウス=仕事
11ハウス=友人、グループ
12ハウス=隠れた敵、病気


 「まず太陽のところへ戻りますと、太陽の位置は魚座なのでスピリチュアル、それから癒し、ヒーリングといったものもあります。よく魚座の人の統計を取るとやっぱりスピリチュアルに物凄い興味がありますよ。宗教心も強くて道徳的なところもあってですよね」


 「ほ~」


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 「それに対してパワーストーンもよく付けていたりだとか。ただ心配なのが、それを妄信するあまりに騙されてしまったり自分自身の世界観だけで留まってしまう可能性がある。簡単にいうと海王星は自己破壊の宮ともいって、統計取ると魚座の方が一番自殺も多いんですね」


 「はぁ~」


 「だから自分の感情に深く入り過ぎてしまって、それにより世の中に対して落胆し傷ついて逃避してしまう時っていうのもあります。で、もうひとつ、ハウスの意味を視ていきましょう。9ハウスの位置は高度な学問のハウスです。簡単にいうと普通の勉強というのは3ハウスで、9ハウスは対向位置なのでもっと大きな倫理、例えば宗教学だとか倫理学だとか哲学、そういったところに位置する太陽なんですね。因みに僕も同じ9ハウスにありま
す。じゃあこれがどうなっていくかっていうと、9ハウスの太陽は倫理観や道徳を含めて社会性としてスピリュチュアルを伝えていく者。ですから今やってるパンダさんのお仕事は天職なんです」


 「ほ~」


 「はい。ただし、他の星回りや時期や色んなものによって危機的な状況も出てきますし、また他の状況に対してちょっと問題のある点っていうのもありますんで、それもちょっと次々話して行きますね」


 「はい


 「じゃ続いて太陽の位置とは正反対のの位置を視ていきましょう。この月の位置っていうのは太陽とちょっと正反対で、太陽が社会で見せる社会的な面とすると、この月の位置はプライベート、簡単にいうと社会性から外れた自分の本音の部分なんですね。そしてここがちょっと問題点となってる星になっていてですね、ここは山羊座の位置にあって実は惑星のディグニティーっていうのがあるんですよ。ディグニティーの中っていうのは4種類あります。まずはエッセンシャルディグニティー、非常に品位が高いと言われているものですね。あとはエグザルテーション、高揚するよというものです。次はフォールダウン、ちょっと衰えて駄目になってしまうんです。あとはデトリメント、障害配置というものがあるんですね。そして実はこの月の位置っていうのが障害配置にあたっているところがあります。私のほうから質問させて頂きますと、社会的な倫理を持ち合わせていながらどうしても月の位置が山羊座にあるとこれは仕事宮なんですね。仕事宮に無意識の月があるとここが障害配置にあって月が元々蟹座に支配性を受けていて正反対の位置にあると意味が変わってしまう。簡単に言うと仲の悪い友達のところへ遊びに来てしまった人っていう形でアツレキが出るという意味があります。簡単に言うと社会的倫理観に欠けるところがあって、例えばお仕事を増やす時はどちらかというとマーケティング重視になってしまいがちになるとか、その質だとかといった形よりもイベント的なものだとか状況を優先しがちになってきてしまうと、その部分というものがプライベートに問題が出てきてしまうという意味があります。また、山羊座というのは社会性だとか色んなものがありますので、例えば公共的な義務、税金関係だったりとか社会性に対しての問題だとかそういったものに対してちょっと逃避したいような意識が出てくる可能性ってのもあるんですね。ただ、いい意味としては非常にハードワーカー。一生懸命仕事に対して物凄く努力をするという意味があるんですね。だからこの太陽に従ってきちんとこの月の部分っていうのを修正していけば、非常にいいような形の社会生活を送れるような形になります」


 「ふ~む」

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 このように山本さんはホロスコープを視ながら丁寧なアドバイスを頂いた。


 「今は2000年周期の水瓶座時代に入って来ていると言われています。この水瓶はハイテク機器、公平、平等、そして嘘を無くし。。タロットでみるカードでは、汚れてしまった湖を美少年が瓶に移して一生懸命綺麗にしている図です。これは世の中が混沌としておかしくなってしまい、その状況を浄化する時代になってきています。最近の時代の流れとしては、今まで内密となってきたものがそういった形で皆さんが提示されてそしてそれを聞くようになってくる。芸能人で言うならば池上彰さんと渡部陽一さん。あの方達はメッセンジャーです。色んな形の知識を色んな方達に伝えてその人達の霊性を成長させる立場にあります。そういった形のものはホロスコープとして視ていくとわかるんですけどもこういった形になっていくと前までの過去のいい加減だったものがドンドン排除されていく時代になって行きますので、この時代を敏感に感じて変わっていかないと。。特に2012年のアセンション、あれはマヤの予言ではないんです。テレビがいい加減に第五の太陽が沈む時。。マヤの予言が無いから終わるって言うんですけれども、そんなことありません。僕はこれに関して自信があるんですけれども、太陽系自体っていうのが、実は太陽系の惑星がその人の生まれた時のホロスコープ。。性格に影響を出すならば。。他銀河の影響を受けてても当たり前なんじゃないか。これは個人の意識ではないマクロ意識が影響してきて。。ま、簡単に言えばコスモバイオロジーといって、『地球生命体』っていう形の部分として進化する時期っていうのがあるんですけれどもこれが2012年12月のアセンションです。この時何が起こるか!? 太陽系自体が牡牛座のプレアデス星団っていうフォトンベルトの16番に入ってきます。そして2011~2012年は激動の時代になって行きます。色んな紛争問題や色んな問題が出てきます。この間、エジプトで大変なことになりましたよね。あれもちゃんと出ているんですよ。これはトランジットといって2008年の時に冥王星が246年振りに山羊座に入ったんです。これは一般の人達は100年に1度の不景気という言葉を使いました。きちんとした占星術から言うと、『根底的資本主義社会の崩壊と再生の時代に入る』っていうことなんですね。その時に何が起こったか言ってみるとアメリカのほうでリーマンショック、色んな形のものがあって社会の構図の破綻みたいな形が出てきて、それによって状況を考えさせられなきゃならなくなってきた。その後にカーディナルクライマックスっていって、木星と天王星と冥王星がある角度を作ったんですね。この時、占星術家達はこのテーマに対して物凄い研究が始まりました。これはどういうことかというと、新しい社会に対して冥王星が大変換を与え、天王星が新たな状況を作り、そして木星がそれを広げていくっていう形のテーマになっていくんです。そして今回1月25日の時にデモが始まりましたよね。丁度、牡羊座が0,35に入った瞬間、この社会革命という冥王星と、あと魚座から牡羊座に入った時の。。牡羊座は闘争の星なんですね、そこには天王星がすぐ近くにあって『革命』という意味もあります。それがまず起きた。でもこれは各国によって色んなテーマによって内容が変わっていくんですけれども、実はこういったことが2011年にはかなり多く出てくることが予想されております」


 この様に占星術に関する突っ込んだ話題も話してくださった後、話しは戻り私の鑑定へ。。


 「続いて水星の知覚の能力という所について説明させて頂きます。パンダさんの今年、ここの水星は非常に良いと思います。○座のサインにあってこれは○ハウス、○座の定位置にあるんですね。この○座っていうのは、普遍的な要素として実は色んなものに対して偏見なく受け入れていくっていう能力があります。普通、占いっていうと怪しいといった頭から信じないものがあるんですけれども○座はとても公平な宮で、そこにある水星ってそれを知覚として『理解しよう』、『色んな人達の意見も聞いてみよう』っていうバランスを持っていらっしゃる。しかもここが○ハウス、○座の定位置といわれているんで、それを深く研究したい、深く理解したいっていう欲求みたいな形のものが存在しているんじゃないかと思います。それでこういうような形の能力っていうのが、非常に今回のお仕事やそういうものに触れる切っ掛けになっているっていうところでしょうね」


 能力とか才能ってのは、どうやら水星の位置で分かるんだねぇ。


 「続いては金星ポイントっていう形のものを視ていきましょう。金星ポイントは自分のお金だとか好みの女性、あとは愛情みたいなものを表すんです。ここは○座的な女性、いってみると、フランクで外見は色んなもので判断しない女性。まあ言ってみるとそういうような形の公平的で理解力のあるような女性ですね、あとはフランクに話し掛けられる様な方が好きになってきます。ただここにおいて金星は『好みの彼女像』なんですよ。そしてこの月の位置っていうのが『理想の奥さん像』っていう意味があるんですよ。そしてこれが隣同士のサインにあるじゃないですか、実はこれは簡単に言うと隣同士のサイン、正反対のサイン、あとは90度のサインっていうのがあるんですが、全く意味が違ってくるんですね。そうすると実は奥さんにしたい女性っていうのは、簡単に言うと自分のことを立ててくれて3歩後を付いていく。そして私生活ではキチンと効率よくこなしていくような純和風な女性という意味があるんですね。でも好みの彼女っていうのは、どっちかっていうとオープンであけっぴろで楽しく皆とワイワイ出来るような女性。簡単に言うと、一つの好みの女性に対して矛盾が出てるんですよ。こういったホロスコープを持っていると恋愛運はちょっと悪くなる傾向があるんでね。何故かっていうと、その両面違うところを同じ女性に求めると最初感覚で付き合って『いいな』と思んだけど、対面していくうちに『あれっ、これちょっと違うぞ』というふうな形に。。。パンダさんは一人の女性に矛盾したものを求めてちょっと恋愛運が悪くなる傾向が出てるんですけれども、これって心当たりあります?」


 「あー、あります、あります。これも当たってますねえ」 腑に落ちる占星術だなぁ。


 私が奥さんにするには理想の女性は、山羊座の月、または山羊座の太陽を持っているような女性。性格的には出過ぎないで影でサポートしてくれるような純和風のヤマトナデシコ系が合っているとのことであった。


 山本さんいわく、社会性の表の顔である『太陽』と裏の本音の顔である『月』があり、太陽の位置(一般的に表している簡単な12星座)で相性を判断してしまい、本質である『月』の相性を知らずにお付き合いして失敗してしまうケースが多いとのことで、ここは大事なポイントであるという。

 ただし、細かい火星や金星のポイントでも注意が必要になってくるらしい。例えば自分が良いと思って行っていたことが、相手が内心それは良くないと感じたりといったすれ違いも出てくるケースがあるからだと述べている。なので、誰かとお付き合いをする前にその予習として鑑定に来てくれたほうが上手に占いを活用できるとのことであった。


 「次に火星です。これがとても良い! これはエッセンシャルディグニティ。最も非常に意志が高く、パンダさんの中には意思決定パターンになっております。この○座は火星に支配されてます、○座は金星に支配されてます、○座は水星に支配されています、○座は月に支配されてます。各星座と支配星って決まってるんですね。でも生まれた時によって星の位置がみんなバラバラなんですけれども、パンダさんは生まれた瞬間、○座のルーラーが○座にあった生まれなんですね。ちょっと内面に手を入れてもいいですか?」


 「はい


 「パンダさんの社会性としては、魚座のところの雰囲気が柔らかく凄く柔軟に見えるんですけれども、実は内面は。。非常に火星っていうのは戦いと闘争の星です。実は『自分が社会性に対して何か立ち上げたい』、『何か創り上げたい』そういうような本能って実は相当強いはずだと僕は読んでるんですね。柔軟な顔とは裏腹に実は非常に強い自己顕示欲も内包していると思います」


 「ふ~~む」 これまた図星。占星術って、ここまで鋭いとは。。


 「これはただしですね、この火星のすぐ脇に土星が障害配置でまたデトリメントという位置でですね、火星が情熱を前に押し出そうとするために土星がピッタリ重なってそれに蓋をしようとする。簡単に言うと自分を社会性として出したいんだけれども恐怖心が伴いそれに対して少し逃げ腰になる。。というような表現でしょうか。こういった形のイメージが実は星の中にあるんですね。でも一番強いのがこのエッセンシャルディグニティです。ここで質問したいんですけれども、実際に今までやってきて満足されたお仕事ってあります?」


 「う~~ん。。。ないですねぇ」


 「やっぱりねえ、そうなってきますよねぇ。これは○座10ハウス、仕事の宮です。それに対して『I am 我あり』、自我なんです。これは社会性として自分のやりたいことをやって行くべきだ。それを間違いなく伝えていくっていうことがパンダさんには絶対大事になってきますね。このホロスコープが、もっとサラリーマンで上手くやれる人だったらこの星は出ていません」


 「ふ~む」 こういう道を歩んでしまう宿命だったんだなぁ。


 「それから南中点。これは産声を上げた瞬間に天を見上げた時の図なんです。そこを視ると魚座の位置にあってそして火星がここに物凄く近い。これはどういうことかというと、魚座の太陽を持っていて魚座の南中点を持っている。これは社会使命があるんですよ。はっきり言えばかなり強いホロスコープです。人によってはこれは差別用語になってしまうんですが、あまり意味を成さない方達もいます。逆にそういった人達は占い当たりません。何故かっていうと、自我を社会性に出さない人がトラブルとかそういった。。うきめにもあわないからです。これは全てのものに対してきちんと説明出来るんです。でも正直言えばパンダさんの場合は南中点からして魚座、そして太陽周りも火星があるからなんとか自分自身の燃えるものとかやりたいものっていうのを分からない中でもいろいろ追っかけてきたと思うんです。そうじゃなくって、妥協していた仕事に対しては多分、『俺、やってても生きている気がしない』、『なんでこんな仕事やってるんだろう』、多分色んな不満もあってただ食べる為には働かなきゃいけない、その中の葛藤の人生があったんじゃないかなって僕は感じるんですけれども。それでこういう星があると仕事は色々替えられてきているのが多いのではないか? っていうふうに判断するんですけれども実際どうでした?」


 「そうですねぇ。。転々としてきました」 こんなことも占星術では出ちゃうんだなぁ


 「でもこれって一瞬他の人がみると、『社会性が無く協調性が無いんじゃないか?』と思われてしまうかもしれませんが、そんなことはありません! 本人のやりたいことをきちんとした社会性で見つけて努力していくならば、特別な人になれるんです! 人はよくそれぞれその星の下に生まれてきたって言われていますけれども、きちんとそういった形の事項がきちんとしたところで視ていくことが出来るんですよね」


 「でも私、若い時に口で失敗したり自己中で親友を何人もなくしてきたことがあるんですよね。人間関係が下手で失敗しちゃうんですよ。そういうのもどこかの星に出ちゃってるんですか?」


 「これは火星です。どういうことかっていうと、月のポイントと火星のポイントがちょっと出ちゃうところがあってですね、火星っていうのは『情熱』と『行動力』なんですけれども、星って必ず二つの意味が出るんですよ。良い時と悪い時、情熱と行動力、良い形で言えばリーダーシップも発揮したりします。悪くすると頑固、意識を曲げない、口が悪くて攻撃性に強い。相手を非難して切ってしまう。そういった形が極端に強過ぎるためにその部分が急に出てしまうと相手にきちんとした理解を求めないでそうなるとバツンと切れてしまう」


 「そういう星の下に生まれてきたからこれはこれでもう変えることは出来ないんですか?」


 「変えることは出来ます」


 「出来るんですか?」


 「出来ます!」


 「へえ~。どうするんですか?」


 「今それを話したことによって、自分の因果論が分かったわけですよね!? そして火星と土星のところがあるんで、結構爆発したときに結構ブワーーッっていっちゃうときってありますか?」


 「うーーん、ありますねー。癖を改善する方法ってあるんですか?」


 「これはですねえ、客観性をどれだけ身に付けるかってことなんですよ。ホロスコープでは月が障害配置なんで、知らない内に相手の地雷を踏んでることも多いんですね。もしパンダさんにアドバイスするとしたらこの土星っていうのがですね、やっぱりこの火星の情熱っていう人に表現する前に極端な形でふさいでしまう。これはある意味マラソンランナーの星回りです。苦しい道をコツコツコツコツ努力していく形のものです。要するにエネルギーを徐々に使って持続させていくっていう長距離ランナーなんです。これは傷つくかもしれないけどごめんなさいね、最悪アスペクトと呼ばれている一つなんですね。火星が怒り、土星が蓋をするというこれは共生マラフィックっていって、二つが重なっていると人生において相当苦しいことがあります。ただ、これを打ち勝てるかどうかっていうのがやっぱりパンダさんの中に掛かってくるんですね」


 「ふ~む」


 「因果関係、性格があってその人の社会性があり、未来があるわけですよね。じゃ、そこに問題があるとすれば、そこを修正すれば未来は変わる。『星は生まれた時に決まっているから人生変えられないんじゃないですか?』ってよく聞かれるんですが、そういうことはありません。自分を自己理解することによって、自分を理解して他者に与える印象を変える。そして自分をこなすことによって良い形になっていくんです。火星の部分は悪く使うと暴力と横暴、攻撃です。それが相手に対して『攻撃せず止める』っていう極端な形の決断になります。でもそれで自分に対して良いこと無いじゃないですか!? じゃ、それだったらこの星を情熱とリーダーシップ、行動力としてどう発揮するのか? それに対しては例えば自分の立場と相手の立場のバランスが取れていなければ相手にも却下されることにもなりますし・・・・・・」


 このように山本さんのアドバイスが続いた後、思いがけない言葉が。。。


 「あともうちょっと掘り込ませて頂きます」


 「んっ?」


 「実は今は概要の部分なんです、この程度は」


 「へぇっ」 深いな~。


 ここから数枚に渡ってプリントアウトされた用紙を見ながら次々と説明されていった。





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 「まず10惑星天体配置の中で一番強いのが、実は海王星です。。これもホントにこの仕事に就くだけあるなーと思いますよ。これ偶然じゃないんですからね、パンダさんが選んでるお仕事って(笑)」


 「ほお~」


 「海王星っていう星が一番強いってどういうことかというと、一番ラインが出ていて他の星とアクセスをしているという意味なんですね」





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 「大事なことはこの海王星が強い限り夢とか理想は強いんです。ただそれを現実的により具体的にどう人に対して伝えたりていくか、そういったコンセプトを持つことによってこれはもっと力を発揮します」




 続いて土星の説明に


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 孤独や貧苦に悩んだり、不満と失意の多い人生を歩むといった短所がが現在にもあるとするならば、自分の生きかたに対して修正点が未だあるということらしい。



 次に冥王星の説明に


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 「この冥王星のある星々に直撃した時に80~90%占いを当ててきています。そのぐらい影響を出す星です。これが強いと破壊と再起が強いので、人生においても何か初めて終わって繰り返してっていう形で仕事を転々とするようになります。ただそれはどういう意味かというと、新しい何かに辿り着くための莫大なエネルギーの一つでもあるんですね」



 そして火星と土星のアスペクトについて


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 月と天王星について


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 月と海王星は


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 最後の『意志は弱く、情にもろく、信じやすくて騙されやすい傾向にあります』ってとこなんかは、ドンピシャだったりして。



 ホロスコープ診断書での説明の終了後、『トランジットによる未来予想』のレジュメに


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 こちらは私の2011年とある日のホロスコープ。





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 「冥王星というのは246年の公転周期だから1/4スクエアで90度で割るとこれ60年に1回の星が掛かってるんですよね。だからパンダさんにとっては、ホントに人生においての大方向転換の時期に掛かっているんです」


 「えっ


 この配置はとても危険だとのことで、これは来年の5月頃まで続くとのことらしい。


 これに関しては、来年の5月までは駄目だと以前JUNさんにも同じアドバイスをされていたことを思い出してしまった。


 「ただね、いいものもあるんです」



 それがこちらとのこと


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 「これ面白いですね。『破綻の状況と他に対する新しい示唆』と、二つ同時に出ているんです。これは、パンダさんが自分が今の状況を改善し。。パンダさんがきちんとした状況でもっともっと例えば独学でもいいし勉強されていって、そして目線が人に伝えるに対していいフラットな状況っていうのがあるんですね。魚座って皆さんに伝える力、要するにシンクロ二ティがあるんですよ。そういったところに対してあとはご自分が自信を持ってクライアントさん達の幸せに対して漠然的な勘ではなく、自身を持って薦められる様な占い師さん達のチームをきちんと構築するようにされるといいかと思います」


 この他にも色々と事細かにアドバイスを頂き私の鑑定は終了。


 今回は、先日の気学や手相など統計学一本で占う八王子の『羅扉巣』に引き続き、占いの原点(?)に返って統計学の西洋占星術で鑑定して頂くことになったのですが、霊感占いが持てはやされている昨今、一度きちんとした統計学で自分自身を把握しておくことも大切だなと前回の羅扉巣と同様に痛感させられるのでありました。


 そして最後に読者モニターの相談内容に対してアドバイスを頂き今回のセッションは終了しました。



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 読者Aさん (30代 女性)


【 相談内容 】


昨年10月くらいに考案したことの現実化に力を入れていきたいのですが、
このままこれにかけていってもいいのでしょうか。



 ※今回は時間が押してしまいました為、手短に回答して頂きました


 「この方は水星に障害配置が通ってます。確かに何かをやり遂げたい。。射手座として交渉したい。また8ハウスの位置の蠍座の定位置にありますんで、ある意味自分が関わることによって何かを変えたいっていう意欲は凄く強いです。社会性に太陽がくっついてますんで、非常に情熱的なところがあります。また海王星もとっても近いことによって理想に対し追いかけるところがあります。社会的な情熱だとか状況を変えたいといった意識は凄くある良い資質は持っています。その能力をいかに鍛えるかによって化けると思います」



読者Aさんからの感想コメント

思いのほか、弁理士さんから激励されまして
ちょっとビックリしたのは
山本さんにも言われた「化ける(かもしれない)」
という言葉が出てきたんですね。
それで私のこの活動は、星どおりなんだと
自信につながってこれました。
山本さんに聞いていただいて、ホントに
ありがとうございましたm(_ _)m


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 このブログサイトにつきましては、パンダが興味を持った占い師や商品に対して、実際に体験したり商品を使用して、その時にパンダ自身が感じたことをストレートに表現している感想文にすぎません。 そしてまた、パンダが見聞した様々な事柄に対する評価は全ての人に値するとも限りません。 占い鑑定に行かれたり商品を購入される事に関しましての保障は一切致しかねますので、十分ご検討の上、読者様の自己責任にて行動願います。


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