この悩みにこの占い師・ヒーラー・気功師55人という本が、つい先日発刊されたことを先日お伝えしたかと思います。そしてこの本の中から、比較的に良心的な価格設定をしているところを狙って、「道場破り決行 第一弾」の記事では、30分、3,000円の「易者」に鑑定を受けました。

 さて、そして今回の第二弾ではどこへ顔出すか?


 「最近ちょっと坐骨神経痛気味ってのもあるしなぁ、ここらで、ちょっくらヒーラーのところへでも行って、体の悪い箇所をチェックしてヒーリングでもしてもらっちゃおうかなぁ」という思いになり、今回は浅草橋で整骨院を営んでいるヒーラーの荒木田耕悦氏を訪れてみることにしました。


 


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 浅草橋駅から歩いて2~3分のところにありました。二階の窓のところが治療院。

 扉を開けると、急斜面の階段が一直線に伸びている。トコトコと上り詰めたところで左に回ると治療室だ。スリッパに履き替えて中へ入るとそこは、「昭和レトロ」という言葉がピッタリ当てはまってしまう雰囲気の治療室だった。


 ここで荒木田氏の記事において注目したい箇所を一部掲載してみようと思う。

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 「24歳の4月20日に、眉間が割れてそこから高次元の世界を垣間見るという経験をしました」 


 「あなた、心臓が悪いでしょう? 電話で話していてわかりますよ」


 以上の二点は、上記に貼り付けた本文中より抜粋したものだが、これら二点の言葉が気になっていた。


 最初の一つ目は、私も子供の頃に眉間から光が出て透視が出来たということで、なにか共通点を感じることが出来たからだ。


 二つ目は、偽者であるならば、このような当てる確率が非常に低い発言はしないからであり、当てたとなると期待が持てるからだ。


 それなら、道場破りじゃないよね? と思われてしまうかもしれない。でも最近は、ヒーラーと名乗っている割には、気休め程度の実力しかない単なる整体師レベルのヒーラーモドキが多数を占めていると感じているからである。


 そしてヒーラーの荒木田氏は、50歳代ぐらいだろうか、本の写真より10年は歳を取っていた。


 治療室の椅子に腰を掛けて、カルテに名前や生年月日などを記入して悪いところを聴かれたので、猫背が気になることと、食後に咳が出る、そして最近は坐骨神経痛が気になっていることなどを話した。


 「腰痛とかにはなりますか?」


 「いいえ、特に腰痛とかにはなりません」


 「他にどっかで診てもらったことはないんですか?」


 こんな感じでICレコーダーを片手に問診を受けていた。


 ヒーリング以外にも、治療以外にスピリチュアル的なことでちょっと視て教えて頂きたいといった感じで話をした。すると、荒木田氏は言葉を濁らせながら、それはちょっと出来ないようなことを言われてしまった。


 荒木田氏は私が片手に持つICレコーダーが気になっているようなのでちょっと断りを入れてみた。 


 「あのぉ、治療中はメモ取れないと思うんで、録音してもいいですか?」


 「あ~、あのぉ、そういうのは困るんですよねぇ~」


 「良いアドバイス話されても、どうしても忘れてしまうので。。。録音駄目ですか?」


 「電磁波とかも出ちゃうんでね。。そういうんだったらもう今日はいいですよ。どうやら○○さんは、違うことを望まれているようですねぇ~」


 追い返されそうになったので、仕方なしに録音を諦めてレコーダーを鞄に仕舞った。


 荒木田氏は録音拒否をされたが、その割には今回の本でしっかりご自身を宣伝をされているのは何故なのだろうか。矛盾しているというのか。。。偽者だからなのか?! やっぱり疑問の残るちょっと不思議なタイプのヒーラーである。


 整体なのでメモを取るワケにもいかなく、ここからはうる覚えでの書き綴りになってしまうが、できるだけ思い出せることが出来たことを記してみたいと思う。また、今回はこのようなマスコミを敬遠したがるような雰囲気の方だった為、氏名は一部伏字にさせて頂きますことをご了承願います。


 荒木田氏はまず始めに私を診察台に座るよう指示をした。


 そして、猫背が気になっていると私が言ったからだろうか、上のほうの背骨に指を当ててヒーリングでもしているようだった。この間、私に家族構成から職業など、色々なことを尋ねてくるので、この時点ですっかり減滅してしまった。


 しかし、このあと荒木田氏は非常に不可思議なことを言い始めたのである。。。


 「○○さんの先祖はもしかして、頼朝の家来だったんじゃない!?」


  ドキッ


 私の苗字を歴史で調べて言ってるのか? と思ってしまったが、それにしても私は中学時代、何故か鶴岡八幡宮に愛着があって、暇があれば何度も電車に乗って参拝しに行っていた。昨年は弟が鶴岡八幡宮で挙式しているのである。

 また、頼朝の墓参りの後、鶴岡八幡宮の鳥居を写そうとしたら、何故かデジカメのシャッターが下りなかったという奇妙なトラブルもあった。


 「義経派ということではなく頼朝のほうですか?」 子供の頃から義経が好きだったので、聴いてみた。 


 「義経では。。ないでしょう。頼朝ですよ、義経は関係ないです」


 この後、単に私の苗字で歴史的な家系のことで言っているのかと思い、聴いてみたがハッキリと霊視ですとかと言いたくないらしく、うまく言葉を濁されてしまったが、これはきっと霊視で視えてきたことを話されたのだろう。


 その後は仰向けになり、今度は食後に咳が出るということで、喉に指を当ててヒーリングをした。


 ヒーリング中、荒木田氏は話好きなのだろうか、スピリチュアリズム的な話を沢山語ってくれた。しかし、内容がちょっと跳び過ぎており、「実は私、もう解脱しているんですよ」などと発言される場面もあったりして、ちょっと不思議な印象を受けてしまうところも多々あった。だが、それでもペテンという感じのしない人の善いヒーラーさんというイメージであった。


 この間にも例の、「24歳に眉間が割れてそこから高次元の世界を垣間見るという経験をした」といった話もされたので、私も5歳の頃に同じく視えていたことを話すと、荒木田さんはこう答えた。。


 「生まれた時に眉間の頭蓋骨は誰しも開いているんですが、歳を重ねると徐々に閉じていってしまうんですよ」


 しかし、この理由は私のケースに当て嵌まらない。


 このあとも延々とウンチクを話されたが、チンプンカンプンで内容は頭に残っていない。ただ聞いた事のあるような話や書籍の受け売りでモノを言っているようなところも感じられた。


 しかしここでまた荒木田氏は妙なことを言い出した。


 「叔母さん早死にしていない?」


 うぅ。。。。


 一体、何が視えていたのだろうか? 確かに昨年の暮れに50代で亡くなっている。その前にも3人の叔母が50代、60代という年齢で逝っている。


 また、荒木田氏は、E原氏やK村藤子氏の霊能力について聴いたところ、このようなコメントを返した。


 「E原氏は下の下のほうじゃないですかぁ~(笑) 霊能力が高いとしたら人の病気も治せるはずなのに治せないじゃないですか」


 「K村藤子。。。。あっはっはっはっははは~~。すみませんね、笑っちゃいけませんよね(笑)」



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 荒木田氏は私のことに関していえば、「頼朝の家来」や「叔母の早死」に対し視えていた可能性は高いかもしれないしかし、「だから?」と返したくなってしまった。ただ当てるだけでなく、もうひとつ突っ込んで霊視してみて欲しいところであった。

 そして荒木田氏が私に対して透視されたことは、記事で紹介した二点のみであり、他にいくつか質問しても荒木田氏は分からないと返されるだけであった。

 このような点から、E原氏やK村氏に対して能力が低いと言っておられたが、荒木田氏自身の透視能力はそれ以上にあると感じることは出来なかった。

 ヒーリングに関しては、数日が経過したが、これといって著しい改善は見受けられなかった。


 やはり本物のヒーラーとは、湯島の五味さんのレベルに達してこそ名乗れる職業だとパンダは思うのでありました。


 料金は1時間4,000円。

 そんなことからも、今回の対象者は良心的な方といった印象を今感じることが出来た。


 ちょっとソフト整体でも受けながら、「ドキッ」っとさせて欲しいというオマケも欲しい方は、行かれてみるのも面白いかもしれません。



    蔵前治療院



 
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