世界を回り、「愛をハグ(抱擁)で示す」という一風変わった活動をされている霊的指導者・慈善活動家のインド人女性をご存知でしょうか?


 この女性の名は、マーター・アムリターナンダマイーという。一般的にはアンマ(母)とかアマチ(母の敬称語)と言われている。

 このアンマさん、占いをするわけでもなく霊能力者でもないと思う。
 だが、スピリチュアリズムを説くということと、ハグをされた人の中には、「長年苦しみ続けていた強度のアトピーが1週間で治った」、「直ぐに出会いがあってその後、結婚することが出来た」、「ヒーラーの、ヒーリング効果がUPした」といった話をいくつか聞くことができた。

 また、読者から、「心のブロックや前世でのカルマなどが癒され、ハグされている間、質問を心に抱いていれば、答えが返って来る事も在るそうですよ」といったメールも頂いた。よってアンマのハグは、「開運」、「ヒーリング」に値すると判断しましたので、今回の記事は、「占い師巡り珍道中!」のカテに入れることにしました。


 それに今年の「占い師巡り珍道中! 2008」は、安い&良心的をテーマとしている(正直、金がない)ので、ボランティアでハグされているアンマは、このカテに相応しい絶好の人物でしょう。。


 そして間違いなく、今までの占い師巡りでは一番の超大物であることは間違いない。なぜなら、アンマはインドにおいて、マザー・テレサのように聖母として崇拝され続けられている人物なのである。勿論、細木数子氏や江原啓之氏などといったカウンセラーとも同格として位置づけてはならないぐらいの実績を持った人物といっていいだろう。。


 その証拠として、2007年アメリカCBSテレビが制作した番組「IN GOD'S NAME」は、世界でもっとも影響のある12人のスピリチュアル・リーダーの一人として、ローマ法王、ダライ・ラマらとともに選ばれて紹介している。


 また、ガンジー・キング平和賞という、「非暴力」で闘ったガンジーと「自由と正義と平等」を掲げたキング牧師の名前をそれぞれ取った国連の平和賞がある。アンマはこの栄えある賞を世界に愛と平和を「慈しみの抱擁」という形で伝え続け、2002年に受賞している。


 アンマの公式サイトによると、これまでに2,600万人をハグしてきた聖母アマチ。そんな聖母にタダでハグされるのならば、行く価値は大いにあるだろう。。

 ということで、この日は朝から頭痛で体調が良くなかったが、行ってきました。。。



 毎年今の時期、神戸と東京に来日されているようだが、東京では5月27日(火)と28日(水)の2日、午前と午後合わせて4回、味の素スタジアム内ミズノフットサルプラザで行われた。


 私は27日の火曜日、午後の部に出向いた(朝の部に行こうとしたが寝坊)。

 最寄駅は、調布市にある京王線飛田給駅。

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 2002年にワールドカップが開催された競技場の最寄り駅ということもあってなのか、駅は広く、そして垢抜けたデザインだった。


 駅からスタジアムまではこの一本道を徒歩5分程度歩いた先のようだ。


 スタジアム前まで来たところで時間を確認しようと携帯を見たところ、着信が入っていた。先日面接をした派遣屋さんからだった。折り返し掛けてみると、どうやらほぼ内定の連絡であった。とりあえず繋ぎとして応募した仕事だったが、それでも現状のパンダにとってはありがたい吉報である。


 アンマの午前中行われた愛の波動の余韻が幸運をもたらしたのか? というのはロマンチスト過ぎるかな!?
 

 東京スタジアムという名前だったんだけど、最近味の素スタジアムと名称変更したようだ。

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 会場前に行ってみると既に数百人の列が。。。
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 ボランティアの人にプログラムと小冊子を貰った。
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Dscn8598 こちらが小冊子。
 

 待ち時間中、これを読みながらアンマの言葉に感動してしまうパンダ。。

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 自然との間に愛の絆をつくる 人類の進歩 これ絶対正しいと思うんだよね。Dscn8602


 そして時間になり先頭から順番に会場内へ。。。
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 入り口で整理券を貰った。パンダは「D4」であった。


 この日来ていた参加層は老若男女。。それこそ赤ん坊や幼児~爺婆まで来てたのは意外だったなぁ。


 会場内では、アンマの著書や写真、ビブーティー(アンマは関わっていない)やマントラ、お香などのインド雑貨からオーガニックフルーツ、そしてインド占星術などと賑わいをみせていた。

 面白いところでは、アンマが使用していたサリー、タオル、スプーンや花瓶からブレス、そして足を拭いた使用済みタオルまでアンマ使用済みの品が沢山あった。
 値段はというと、アンマが家で使用していたスプーンが1,000円~着ていたサリーが数万円といったところだったかな。。。やはり聖母アマチなんだねぇ。

 数千円単位の商品は飛ぶように売れていったようだけれど、こういうのって御利益あるんだろうか? あれば決して高いものでもないんだけどね。。。まあ、売り上げの全ては、アンマの慈善、救援活動に寄付されるそうなんでいいのかな。


 暫らく品定めしていると、そろそろアンマが来場されるということで店が一旦閉められた。。。

 一枚ぐらいはアンマの写真を撮っておきたいと思っていたのだが、残念なことに「会場内撮影禁止」の張り紙がされていた。

 どうしよう、これでは読者に顔が立たない 。。。。そうだ! 会場内でなければいいんだよね、じゃ、会場の外、入り口なら文句ないよね!! ということで外へ向った。。。





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 暫らく外で待ち構えていると、に乗って聖母アマチ ご登場。


 うっ、手前の合掌しているおねえさんにピントが合ってしまった。。顔認識モードにしておけばよかった。

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 プログラムの始めは、まずアンマの説法が1時間ほど続いた。。途中通訳が入るので長かったなぁ、この時点でもう耐え切れなくて途中退室する者がボチボチ見受けられた。


 沢山あったアンマの説法の中で、「唯一、『愛』だけは、地球の重力の影響を受けない」という言葉が不思議と頭に残っているんだよね。


 そして、このあとアンマと信者によるインド音楽の演奏に入った。


 なかなか心地よい音楽である。。。音楽を聴いていると、偶然なのか先ほどまでの頭痛が治まっていた。


 体調が良くなったせいなのか。。。お腹空いちゃったなぁ~~


 しかし、この演奏も思った以上に長い、いつ終わるのだろうかと時計を見ると時間はもう夜の8時半を過ぎている。


 思う気持ちは皆同じなのだろうか、演奏が悪いというのではないのだけれどもハグの前に一服しておきたいのだろう。この時間になるとさすがにボロボロと退席していく人が増していった。。。


 自分もこの後にハグ待ちで何時間待たされるか分からない、と退席することにした。


 後ろを見てみると開演後も多数の人が訪れていた。。


 外へ出てみると、駅前のコンビニで買ってきたのだろうか、カップラーメンをすすっている人達がいた。


 パンダも一旦駅まで戻り、駅前のオリジン弁当でおにぎりを購入した。そしてまたスタジアムへ戻り、ベンチで持参のお茶と一緒に空腹をしのぐことにした。



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 オリジンのは旨いんだよねぇ。

 会場へ戻ってみると演奏は終わり、ハグが始まっていた。

 ボランティアの人に聞くと、「D4」はどうやら10時頃になるという。


 時計を見ると9時20分。入り口の外では、多くの人がインドカレーの列に並んでいた。

 カレーはミールス(インドの定食)の一種類だけで、普通盛りの600円と大盛りの800円があった。

 う~ん、食べたいなぁ。。。しかし、に300円も使っちゃったからなぁ。

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 しばし悩んだ挙句、「ミールス」という誘惑に負けて普通盛りを注文してしまった。。。

 見た目は悪くないんだけど、なんか旨いぞオーラがもう一つ伝わってこないんだけど。。
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 上に乗ってるチャパティ!? もカレーもイマイチかなぁ。。まぁ、600円だからスパイスも贅沢に使えなかったのかな。。。
 

 これは に軍配が上がるかな


 あれ!? ちょっと「占い師巡り珍道中!」のカテから逸脱してしまったようで。。


 まぁ、このカレーも慈善・救援活動費に600円寄付したと思えば、これはこれでよしとしよう。


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 10時頃戻ってみると、まだ順番まで時間がありそうだったので、前の人がハグして貰っているのを色んな角度から見学してみた。。。ハグする一人あたりの時間は10~15秒ぐらいだろうか。あとは会場内のお店をブラブラ見て回ったりした。


 その後、10時30分頃だっただろうか、ようやく「D4」の順番が来たので列に並んだ。。


 段々とパンダの順番が近づいてくる。。。。緊張してきたぞ。


 そしてパンダの番だ


 その時だった アンマは気合が入ってきたのだろうか それまで首にかけていた花輪を私の目の前で外したのだった。


 もしかして、よほどパンダが重症だと感じ取られて、気合を入れ直したとか


 「アンマの体に負担が掛からないように、椅子の肘付きに両手を置いてご自身の体重を支えて下さい」といった説明書きがプログラムに書いてあった為、私はそのように注意しながら自分の体重を両手で支え、アンマの肩の下辺りの部分に顔を埋めた。。。


 するとどうであろうか、アンマは私の耳元で一生懸命ヒンドゥー語でささやき続けている。そう、私の前に何百人とハグしているのに一人一人全ての者へ一生懸命に。。。

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 十数秒の短い間であったが、一生懸命になってささやき続けてくれたからなのか、時間が長く感じた。


 なんか。。。こんなにも真剣に愛されたのは初めてのことかもしれない。


 これが「愛」なのだろうか。。。。。。心のワダカマリが解れていくのを感じた。


 こんな気持ちになったのはホントに初めてのことで、このあと暫らく放心状態が続いた。。。

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 これはハグが終わったあと隣にいた信者さんに手渡しされた花びらとキャンディー。


 このあと30分ほど見学して11時過ぎにスタジアムを出て家路に着いたのだが、ラッキーにも終電に乗り合わす事が出来た。


 来年の午後の部に行かれる予定がある方は、終電のことを考えて早めに並ぶことをお勧めしたい。
 仕事を休めない方は、最後の人のハグが終わる深夜まで入場を受け付けてもらえる。なので、残業が終わっ
てから直行してもアンマのハグぐらいなら受けることは可能だと思う。


 帰りにそういえばレンタルショップが半額デーだったのを思い出した。借りたい人気の新作DVDがあったので
駄目元で店を覗いてみるとなんと貸し出し中になっておらず、借りることが出来たのであった。こういうラッキーが続くと、室昌子さんのヒーリングを受けた後を思い出してしまう。。


 そして翌日、前日のハグを意識したわけではなかったのだが、久し振りに掃除機をかけた。最近はずっとコロコロだったのにも拘らずである。またその日には夜中にキッチンの掃除をしてみたり、その翌日は金魚の水槽を掃除してみたり。これらの掃除は、掃除をしようという気持ちになったわけではなく、そういう掃除をしようという気にさせるシチュエーションが偶然にもその一日に重なったのである。


 金魚の水槽を掃除してから数時間後のこと、ちょっといい話の電話が舞い込んで来たのだが、これも偶然なのであろうか?


 何故だろうか、あれからは過去のマイナス面をリセットしてみようかと自然と気持ちに傾いているような気がする。


 パンダにとって聖母アマチのハグは、忘れることのないであろう、「愛」を教えてくれた縁となるのでありました。。



   アンマによるハグ(抱擁)は、ダルシャンと呼ばれているそうです



 
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