今からもう、11年も前の1995年3月の回想になってしまいますが、霊能者といわれる人に霊視鑑定を受けたのはこの時が初めてでした。
あの頃は、「人生一度はテレビ番組の様に霊能者といわれる人物と対面して、霊能力で透視してもらえたらなぁ」などとあの頃は霊能力者と出会うことに強く憧れていました。
そしてある日、書店の占いコーナーを物色していると、「ラヤ・シルク」という名の霊能者が執筆した本が私の目に留まりました。今、振り返って思うと、これが私の今世で占い師巡りを始めることとなる「導きの縁」だったのかもしれません。。
本に載っている写真は今なら怪しげなエスニック風の衣装で、「フッ」と思わず笑ってしまいそうなポーズをとっている。だが当時ならば、これがいかにも神秘を連想させるパフォーマンスだった。で、この先生のプロフィールに前世占いも出来ると書いてあるのでこの先生に鑑定依頼することになった。
他の霊能者は何かピンと来るものもなかったし、私の記憶では当時、霊能者が本を出版しているのは、かの有名な故宜保愛子さんぐらいしかいなかったからだ。勿論、宜保さんに視てもらいたかったが、人気絶頂の為、個人鑑定は行っていなかった。
そして本に載っているラヤ・シルク先生の事務所へ電話予約をしていよいよ霊視初鑑定!
場所は今では中野に移っているが、当時は新宿駅からいくらか歩いた所だった。
当日行ってみるとそこは、古いボロ!?アパートだった。「こんなところで大丈夫かよぉ?」と思いながらベルを鳴らすと受付の怪しげな男が出てきた。怪しげだが接客態度はきちんとしているので怖いという印象はそれほどでもなかった。
中に入るとそこは2Kか2DK程の広さで、一番奥の部屋で親子が鑑定中だった。紙に名前と生年月日を書くと、男は先生にその紙を渡しに行った。なかなか声が掛からない。きっと今、私を霊視しているのだろうと思って暫く待つと「どうぞ!」という先生の声がして先生のいる奥の部屋へ移った。
当時の平池先生は、数年前TVで見たときの様な野太い声で腰の据わった様な迫力はなく、綺麗な普通のお姉さんという印象。
先ず始めに、この人が本物の霊能者かどうかを判断してみようと思い、自分の体で悪いところは何処かと質問してみた。
肺、肝臓、膀胱と3箇所弱っていると当時指摘されたが、見事的中!
「何歳で死にますか!?」と質問すると最初は拒まれたが、どうしても教えて頂きたく教えてもらうと、どうやら70後半に肝臓を患い死ぬそうだ。
そして一番聞きたいと思っていた前世を聞いてみた。
「現世で今一番影響している前世は。。。今から1800年前、三国志時代の中国。。。中国の○○というところに生まれてきている。。。そこで壷の様な、土器の様なものを卸している商人の次男として生まれてきている。。。家族と合わなく家を出た。。。勉強をした人で文人になっている、25~26歳で風水学に惹かれて風水をしている。。。25歳までどの様な職業に就くか悩んだ末、武人になった。。。その後、官僚(官吏)になった。。。偉かった(地位の高い職)、その時は色んな所へ旅に行ったり、色んな事をしている、役人としての仕事は全くといっていいほどしなかった。。。人間関係に疲れてしまった。。。50歳で何もかもが馬鹿馬鹿しくなり何もしなくなってしまった。。。60歳で結婚することなく肝炎で死んだ。。。この人は面白いことに中国に生まれながらユダヤ思考なのよねぇ。。。」
中国の地方名まで語ってくれたが、今ではちょっと覚えていない。前世に関しては、思い当たる節が大いにある内容だ。他に、インド、エジプト、エクアドル、日本、そしてコロンブス時代のスペインに転生しているそうだ。
このスペイン時代に骨董に携わっていたらしく、とてもインテリアに詳しいという。
そして私は、時代と場所を選んで生まれてきているらしい。
適職は企画、事務で営業は駄目らしく、独立して初めて才能を発揮するらしい。
ハーブ、パワーストーン、植木、熱帯魚に関する仕事がいいらしい、又、人工的なものでも構わないらしい。
将来、エコロジーに関する趣味の組織のリーダー的存在になっているらしい。
結婚はしないとのこと。
「この人の場合に限っては友達などはいないほうが良い。一人で考えること」
他に関しては。。。
頭を下げるのが嫌な人
借金は頭を下げて融資を受けるのではなく、仕事関係の人に相手から出させたがるようにする
リーダーとしての才能がある
羊の皮を来た狼タイプなので、羊のグループにも狼のグループにも入れないから一人孤独に彷徨ってしまう
体育会系の人が苦手
また将来どの辺りで生活しているか聞いてみると首都圏の地図が視えて、池袋から上の辺りらしい。
そして、宿命は悩むことなので何でもいいから悩んでいればいいらしい。
魂のレベルは4段階あるらしく、当時の私は上から3つ目と言われ、2年後にワンランクアップすることを言われた。
あれから11年と6ヶ月余りの歳月が流れたが、近未来に関しては外れた。しかし、長いスタンスでの未来透視は当たっていることもあって今では少しビックリしている。近未来の予言は、私が意識し過ぎた為、流れが変わってしまった結果だったと今では思う。
そして、こんなことを試してみた。
声に出さずインスピレーションで、『これから気をつけた方が良い場所は?』
すると。。。。。脳裏に『 地 下 鉄 』 と返ってきた。
地震の起こりそうな地名か何かが返ってくるのを期待したので、その時は「なんだ、アホらしい」と思うだけで流した。
そして最後に当時、1月に阪神大震災があり、巷では何処も彼処も地震の話題で持ちきりだったので、「東京に大地震は来るのですか?」という質問をすると一言、「 来 る 」と答えられた。
いつ来るかまでは聞かなかったが、未来透視した結果見えたのだから、いつの日か大惨事を経験しなければならない時が、何れ訪れるのだろう。
霊視は、名前に手を当てて視る人や水晶球を使用する人もいるが、先生の場合、第三の目から金色の光が出て、そこから映像となって映るそうだ。
私の知る限りこの方法で視える人は後にも先にも平池先生しか知らない。
聞く人は不思議に思われて信じがたいだろうが、この視方は私が子供の頃に視えていたやり方と全く同じなので、平池先生の言われたことは経験上今でも信じている。
鑑定料に関しては、当時の金銭的な世の中の価値観はバブルが弾けて未だ間もない時期でもあり、また本を数冊出している程の実績があったので、それなりの評判がある人であることもあり、40分2万円という料金は、現在の金銭感覚と比べると、さほど重く感じる事はなかった。
そして奇妙な事だが鑑定の翌日、あの地下鉄サリン事件が発生した。。。
私はあの時、何かの用事で都内に出掛けていて、上野駅のキヨスクで夕刊の見出しを見てこの事件をはじめて知った。あの頃は、地下鉄が好きでJRを使わず遠回りしてでも利用することもあったのだけれど、その日はJRで移動。前日の『地下鉄』という言葉は全く忘れていた。
今思えば、地下鉄に乗らずJRで移動したのは何かの導きだったのだろうか!?
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